「どのホテル・旅館を選んだらよいのか、分からない」
「実際に行ってみてガッカリしたくない」
せっかく観光地まで来て、期待して泊まってみてガッカリした、なんて思いは誰でもしたくありません。
ここでは、ホテル・旅館を選ぶ時に、最低限チェックしたい、4つのポイントを紹介します。
私は10年以上リゾートホテルで働いてきましたが、その経験から得られたチェックすべきポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、ここでは一部の高級宿は除いた、一般的な価格帯の宿を想定しています。
代表的な予約サイトの「じゃらんネット」と「楽天トラベル」を参考にしてますので、まずは検索してみてください。
宿は行きたいエリアから検索するのが、探しやすいです。
クチコミ1000件以上で総合評点 4.0以上の宿が安心
行きたいエリアから検索した各宿の評点を確認します。
「じゃらんネット」では「クチコミ」、「楽天トラベル」では「お客さまの声」をクリックして開きます。
じゃらんネットの場合、クチコミが1000件以上かつ「総合」評点が4.0以上あれば、「一定の品質が保たれている実力のある宿」と見てよいです。
ただし、クチコミ件数は、宿の利用者数に比例しますが、件数が数十件で高評点という宿があります。
オープンして数か月の宿、予約サイトを始めて間もない宿、そもそも利用者数が少ない小規模宿等が考えられます。
内容をよく見ていく必要がありますが、あまり信用できないケースが多いです。
クチコミは、様々なお客様の「主観」により投稿されていますが、件数が多くて高評点の宿はやはり、品質維持に努力されていると考えます。
尚、件数が1000件以上を目安としたのは、私のホテル勤務10年以上での経験則によります。
楽天トラベルの「お客さまの声」も、同様の基準で見ていきます。
「部屋」と「清潔感」の点数と投稿内容をチェック
旅の目的や全国各地の宿の状況も様々で、次のようなケースもあるでしょう。
・今回、行きたいエリアに総合評点4.0以上の宿がない。
・評点が低くても予算の都合上、その宿に泊まらざるを得ない。
上記の場合、「クチコミ」と「お客様の声」の項目にある「部屋」と「清潔感」をチェックします。
宿での滞在時間で、大部分を占めるのが部屋にいる時間です。
部屋でなんらかの不備があれば、せっかく非日常感を味わいに来たのに、「ガッカリ」して冷めてしまうでしょう。
また、不備が解消されず部屋も変更できない場合、不備と「同居」しなければなりません。
不備の程度が大きい場合、代金の値引きの措置がとられるケースが多いですが、旅の帰りの車内では後味の悪い思いをしながら帰ることになります。
「部屋」と「清潔感」の点数と投稿内容をチェックします。
下記のような清掃不備の内容が目立つ場合は、要注意です。
・「床の間や棚に、ホコリがかぶっていた」
・「髪の毛がいくつも落ちていた」
・「冷蔵庫の中に前の客の飲み物があった」
清掃品質が維持されていないと思われ、予約した部屋で同じようなことに遭遇する可能性が高くなるでしょう。
・「故障していた」
・「破損していた」
・「剥がれていた」
・「部屋の隅にカビがあった」
・「エアコンの匂いが気になった」
・「虫が出た」
これらの投稿が目立つ場合も、同様です。
メンテナンスが行き届いていないと考えられます。
宿において、「清掃」や「部屋」の品質は最も基本となるものです。
宿泊を検討していた宿において、「清掃」と「部屋」の不備の投稿が多い場合は、エリアを変えてでも、避けたほうが無難です。
料理のクオリティについては、投稿内容とSNSをチェックする。
⇒写真はプロが撮っている場合もあるので、料
理単体の写真だけ見て、クオリティを判断し
ないようにしましょう。写真と実際のギャッ
プが大きく、ガッカリした、なんてことが良
くあります。
「お知らせ」等の情報をチェックする。
⇒施設やサービスの変更がある場合がある。
「改修工事の為、景色がみられない」
「一部施設が利用できない」
「食事の提供方法が変わった」
「土日、祝日しかやっていない」等
今回は、期待して行ってみてがっかりした、なんて思いをしない為に、数あるリゾートホテル・旅館選びについて、私なりのポイントをまとめてみました。
ぜひ、参考にして頂いて、宿泊先での良い思い出作りの一助となれば幸いです。