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「太閤湯」さんは、現在「休業中」です。
再開は11月中旬とのことです。

「箱根の宮ノ下駅周辺で、気軽に源泉掛け流しの温泉に入りたい」という方の為に、泉質の良い日帰り入浴施設を1件、ご紹介します。
 
 せっかく温泉地「箱根」に来たのに、「源泉100%」の温泉に入らないのは、もったいないです。

効能面では、「最上級」の浴槽です。

 日帰り観光の途中や、宿泊の帰路でついでに温泉だけ入りたいと思っている方にもおすすめです。

 私は、10年以上ホテル業界にいましたが、温泉管理の経験があります。
 温泉供給の維持の大変さも知っていますので、「源泉100%掛け流し」はやはり貴重だと考えています。
 
 以下では、箱根の「宮ノ下温泉」を供給する「太閤湯」さんを紹介します。

豊臣秀吉伝承の源泉

 「太閤湯」さんは、宮ノ下駅から徒歩7分、国道1号線沿いにあり、自治会が運営する「共同浴場」です。
 「共同浴場」は、元々地元の人が利用するために造られた「銭湯」のようなものです。
 
 もちろん、現在では「日帰り入浴施設」として、観光客でも利用できます。

 「太閤」とは、「豊臣秀吉」のことです。
宮ノ下の隣の「底倉」地区に流れる「蛇骨川」に、「太閤石風呂」という自然湧出の源泉があります。

 岸の岩盤をくり抜いて、露天岩風呂にしたものです。
 現在は、対岸から見られるだけで、行くことはできません。
 
「太閤石風呂」は1590年、豊臣秀吉が小田原攻めの際、兵士の疲れを癒すために開いたとされる源泉です。
 
 太閤湯さんは、この源泉からお湯を引いているのです。

源泉100%の「塩化物泉」

「銭湯」として利用する「共同浴場」ですので、アメニティはありませんが、受付で購入することができます。
 脱衣場には、備え付けはドライヤーのみで、同様にアメニティはありません。

 貴重品は、鍵付きロッカーがありますので安心です。

 浴室は、広めの浴槽の部屋と小さい浴槽の部屋に分かれており、空いていれば「貸切」状態で 入れます。
 
 私が訪れた日は、営業開始時間の13時で、他の客は誰もおらず、一番風呂に入ることができました。

 一番風呂だったせいもあるのですが、各浴槽は「熱め」です。
 広い浴槽は43℃小さい浴槽は45℃位あり、小さい浴槽は、加水して調整が必要です。
 
 各浴槽には、お湯の蛇口が2個、水の蛇口が1個ついており、自分で湯加減を調節できるようになっています。

「源泉100%」のデメリットとして、「温度調整が難しい」ことがよく言われます。

 私は、「源泉100%」の風呂に入りたいので、 43℃の広い浴槽で多少熱くなっても、お湯を少し出しながら湯舟に漬かりました。

 泉質は「ナトリウムー塩化物泉」、別名「食塩泉」と言われ、塩化ナトリウムが主成分で、保温効果があり、切り傷にも良いとされています。

 私が行った日は、7月の暑い日でしたので、湯上りは汗が噴き出しました。
 冬の寒い日には、湯冷めしにくく「熱の湯」とも呼ばれています。

皮膚に付着した「塩分」が肌を守ります。

「共同浴場」に多い特徴としては、洗い場が蛇口のみであることです。
 体を流す時は、水とお湯の蛇口を開け、適温になるよう混合しなければなりません。
 
 ただ、小さい浴室には、カランシャワーが1個だけ付いていました。

夏場は水を頭からかぶるのがちょうど良いです。

「熱め」の湯なので、浴槽から出て水で冷まし休憩するのを6回繰り返して、風呂場を後にしました。 

 最後に、受付をされていのは「ネパール」の方で、お子さんが一緒にいらっしゃいました。
 浴室の写真撮影やブログ掲載も陽気に「OK」を頂きました。

太閤湯
入浴料:大人 600円 小学生 400円 
    幼児 無料
住所:足柄下郡箱根町 宮ノ下223
定休日:水曜、第2・第4火曜日 祝祭日は営業 翌日振替休 ※臨時休館等あり
営業時間:13:00~21:00
※最終受入20:30
TEL:0460-82-4756
駐車場:有り、乗用車3台、軽自動車1台

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