箱根で日帰り温泉に行きたいけど、どこに行けば良い?
「源泉100%掛け流し」のにごり湯温泉をじっくり味わいたい。

 関東でも有数の温泉地、箱根は温泉施設も多く、どこに行けばよいか迷います。
 泉質も様々ありますが、とにかく「効きそう」な温泉に入りたいです。

 リゾートホテルで勤務経験を持つ私が、おすすめの日帰り温泉を1件ご紹介します。

箱根仙石原の温泉旅館

 今回おすすめしたいのが、仙石原の県道75号線沿いにある旅館「みたけ」さんです。
 箱根の中でも奥地に位置する仙石原ですが、平日の昼頃に行くと、浴槽を独り占めできるくらい穴場です。

 この日も12時頃に着きましたが、 入浴者は私一人だけでした。
 たまたま、看板猫さんが寝ていましたが、運が良ければ会えるかもしれません。

 脱衣ロッカーがありませんので、貴重品等は受付で預かってもらうことになります。
 脱衣ロッカーがないというのも、歴史がある小さい旅館では結構「あるある」です。

 脱衣場まで行く途中に、洗面台があるので「眼鏡男子」である私は、ここで使い捨てコンタクトを装着します。
 眼鏡の曇りと温泉によるフレームの腐食を気にせず、ゆっくり繰り返し浴槽につかることができます。
 普段は眼鏡が良いけど、温泉に入る時いつも気になっていた方に、おすすめです。
 

源泉100%掛け流しのにごり湯

 大浴場は、内湯と露天で長方形の浴槽が1個ずつあります。
 給湯口からはお湯がちょろちょろと出ており、加温、加水、循環、消毒なしの源泉100%掛け流しになります。
 白く濁ったお湯はとろみがあり、肌にまとわりつく感覚があります。

泉質は酸性ーカルシウム、硫酸塩・塩化物泉で神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩等に効能があり、湯上りの肌はしっとりすべすべになります。

 私はいつものように、温泉成分を体に効かせるように、浴槽を出たり入ったりを7回程繰り返しました。

 いつも温泉に入った時は、頭だけシャンプーで洗い、体は軽く洗い流すだけです。
 できるだけ体に染みついた温泉成分を残しておきたいからです。
 特ににごり湯は体にまとわりつきますので、夜になっても自分の体から、ほのかに香りがします。

 別の日に「貸切風呂」にも入りましたので、載せておきます。
 「内湯」「露天」の2つから選べるのですが、「内湯」を選びました。
 脱衣場は「ログハウス」風な内装で綺麗です。
扉に鍵が付いていますので、貴重品も問題ありません。

 浴室は隠れ家のような雰囲気があり、浴槽は2人分程のサイズです。
 洗い場は、シャワーとシャンプー・ボディソープが備え付けられています。

 給湯口からお湯をちょろちょろと落とし込み、オーバーフローしているので、「源泉掛け流し」になっています。
 泉質は、大浴場と同じになります。

 脱衣場の掲示証を見ると、温度調整の為「加水あり」、となっていました。
 店主に聞いたところ、大抵自分で水を入れて湯温を調整するので、実質「加水」となるとのことでした。
 本来、入浴者が水を入れる場合は、「加水」とはみなされないので、「加水なし」となり、この浴槽は「源泉100%」となるはずです。
 
  事業者の考え方により、表記が変わってくる事例です。
 お湯は浴槽のサイズが小さいので、どうしても熱くなってしまいます。
 44℃はあったと思いますが、入れない温度ではないので、水で薄めず「源泉100%」のお湯を堪能しました。

 ぜひ、このお湯に包み込まれるような感覚を体感してみてください。
 

温泉旅館「みたけ」
〒250-0631
神奈川県足柄下郡 箱根町仙石原937
日帰り入浴:12:00から18:00 料金1,000円
TEL:0460-84-8344

公式サイトをチェックしてみてください。