「タイムズカーのカーシェアの利用を考えているけど、料金のしくみはどうなっているの?」
「入会する前に、かかる費用をイメージしておきたい」

 街中で「Times」のマークの車を見かけることが多くなったように、今や「カーシェアリング」は身近なものになりました。
 また、利用についてもWeb上で完結する為、手軽で利用者も多くなっています。

 「入会制」ですので、毎月かかる費用や利用料金については、前もって確認しておきたいものです。
 特に「マイカー」を持たず、「カーシェア」を考えている方は、なおさらです。

 私は、入会して5か月で積算走行距離は854kmになります。
 まだ初心者の方に近い目線でもって、お伝えすることができると思っています。

 以下では、「カーシェアのタイムズカー」の基本的な料金の概要を説明いたしますので、参考にして頂けたら幸いです。
 また、入会は「個人」「法人」がありますが、以下では「個人」入会の説明となりますので、ご了承ください。


利用するには、入会が必要

 まず、料金の前に「カーシェアのタイムズ」を利用するには、入会しなければなりません。
 また、支払いはクレジットカードということも、ご注意ください。
 入会方法の1つに、24時間いつでもWeb上で手続きが完了できる「スグ乗り入会」(最短15分)という方法があります。
 
 ただ、実際には運転免許証のWeb上での、撮影、登録やクレジットカード情報登録、その他
個人情報入力、完了後の審査などありますので、時間に余裕がある時にやられたほうが良いでしょう。
 
 私の場合、運転免許証のWebカメラでの撮影に時間がかかりました。
 画面上の規定の枠内に、免許証を合わせ撮影するのですが、なかなか上手く合わせられなかったり、免許証裏面の字が薄くなっていて、認識されず何回もやり直しました。

 とにかく、車をすぐ使いたいから今すぐ入会する、という考えは持たず、余裕を持って登録されたほうが無難です。
 入会の仕方については、その他いくつかありますが、この記事では割愛させていただきますので、公式サイトで確認をお願いいたします。


 

初期費用

 初期費用は、入会時に「会員カード発行あり」を選んだ場合のみ、1枚1,650円かかります。
 会員カードは、予約したステーションで車の解、施錠に使用することができます。

「会員カード発行なし」を選ぶと、費用がかからず専用アプリで車の解、施錠をすることができます。
 ちなみに私は、「会員カード」を選択しました。
 紛失に注意しなければなりませんが、サッと出してタッチすれば、解錠できるので楽です。

月額基本料金

 「入会制」ですので、毎月「月額基本料金」880円がかかります。
 「個人入会」については、次の3つのプランがあります。

「個人プラン」
  →入会者が利用
「家族プラン」
  →入会者一人で、家族全員が利用 
「学生プラン」(入会時、学生証が必要)

 上記のうち、「月額料金」がかかるのは、①「個人プラン」と②「家族プラン」です。
「学生プラン」は入会後、4年間は「月額料金」が無料になります。

 「期間内に入会すると、2か月間月額料金無料」というキャンペーンもやっていますが、基本は「月額基本料金」がかかる「入会制」だということを常に頭に入れておきましょう。

利用料金

 利用料金は、次に基づいて決まります。

・「クラス」(車種)
・「料金体系表」


「クラス」(車種)は、予約時に選択するのですが、次の3つがあります。

①「ベーシック」(220円/15分)
 (軽・コンパクトカーなど)

  
②「ミドル」(330円/15分)
 (普通車など)


③「プレミア」(440円/15分)
 (ミニバンなど)

 「クラス」によって、課金の金額が異なり、例えば「ベーシック」の場合、15分ごとに220円かかります。
 「クラス」選択による時間料金が基本となりますが、独自の「料金体系表」が設定されています。

「カーシェアのタイムズカー 公式サイト」より抜粋

 「料金表」の「最大時間料金」 について、説明いたします。
 例えば、「ベーシック」の車で6時間使用した場合

220円(15分)×4=880円(60分)
880円×6時間=5,280円


 本来であれば、「5,280円」かかるけど、料金表では「最大時間料金」「6時間まで」をみると、「4,290円」になっています。
 4時間45分の利用(4,180円)までは、通常通り15分ごとの課金になるけど、それ以降6時間までは「4,290円」のままとなり、お得に利用できますよ、ということです。
 
 同様に「12時間まで」、「24時間まで」、「~時間まで」…というように料金が設定されています。
 もう1点、特徴的なのが「料金表」左下の「距離料金」です。
 右の欄にある通り、「6時間」を超える利用の場合、利用開始時から走行距離に対して、「1kmごとに20円」課金されるというものです。
 50kmであれば、1,000円になります。

 さらに、特殊な料金システムとして「無料利用料金」があります。
「月額基本料金」が発生している場合、料金880円を利用料金に充てて、割引され(無料利用料金)、実質「月額基本料金」が0円になるというものです。
 月の利用料金が4,290円の場合
 4,290円ー880円=3,410円の請求となります。

その他費用

 その他費用として、次のものがあります。

・給油
・「安心補償サービス」


 まず、給油については自己負担はなく、車に備え付けの「給油カード」で給油することができます。
 しかも、給油をすると1回につき、440円の割引が適用されます。

 次に「安心補償サービス」ですが、毎回予約時に加入すると、事故時の「NOC」、バッテリー上がり、タイヤのパンク、キーのインロック、ガス欠、それに関わる搬送費用が免除されるサービスです。
 毎回予約時に加入するか、しないかを選択し、加入の場合「550円」かかります。

 「NOC」とは、「ノン・オペレーション・チャージ」の略で、レンタカーでの事故時において、車両が使用できないことによる営業損失の補償のことを言い、利用者は定額の費用を支払うことが決まっています。
 タイムズでは事故が「自走可能」の場合、「20,000円」「自走不可能」の場合、「50,000円」が請求されます。

 タイムズでは、毎回加入を勧めていますが、私もおすすめします。
 入会して5か月になりますが、1回だけ「事故」を起こしてしまったことがあります。
 大丈夫だろう、と思って「安心補償サービス」に加入していませんでした。
 
 結果的に、ケガも車両の損傷もなかったのですが、警察対応で「事故」扱いになり、「自走可能」「NOC」20,000円の請求となりました。
 ちなみに、「事故」というのは、コンビニの駐車場に駐車していて、左前にあった車止めの石に気づかず、左に旋回し石に乗り上げ、車体裏を少し擦ってしまったというものです。
 
 乗車前の周囲確認!!注意しましょう。

まとめ

「カーシェアのタイムズカー」は、「入会制」で、支払いはクレジットカードで行う。

「初期費用」は、「カード発行あり」を選んだ時のみ、1枚1,650円かかる。

「月額基本料金」は、「個人」プラン「家族」プランのみ880円かかる。

「利用料金」は、「クラス」(車種)と、「料金体系表」に基づき、「最大時間料金」「距離料金」「無料利用料金」が適用される。

「その他費用」として、「給油」と「安心補償サービス」があるが、「給油」自己負担はなく、給油カードででき、440円割引される。
 「安心補償サービス」は、毎回予約時加入すると、550円かかるが、事故時の「NOC」費用が免除される。
 
 尚、「カーシェアのタイムズ」の予約から返却までの流れについて、別記事を載せています。
 興味のある方はお読みくださいませ。
 
【初心者の方必見!】タイムズカーシェアでの車の借り方を紹介!「予約から返却まで」