「EVってよく分からないけど、実際どうなの?」
「充電方法がなんだか難しそう」
カーシェアのタイムズカーの車種にも、数は少ないですが、電気自動車(Electric Vehicle:EV)もあります。
予約状況を見ると、ガソリン車やハイブリッド車に比べて、積極的に予約したいと思っている方は、少ないのかな、と思います。
比較的予約が取りやすいのかな、と思います。
私自身も、EVに対しては「よく分からない、手間のかかる」イメージを持っていました。
今なお販売台数の約90%がガソリンとハイブリッド車です。(2024年)
今回、私も「EV初心者」として、実際に乗ってみました。
乗り心地や使い勝手をお伝えしますので、参考にして頂けたら幸いです。
見た目はほぼガソリン車と同じ
車種クラス「べーシック」、4人乗り5ドアの「NISSAN サクラ」です。


同じくNISSANの「ルークス」と比較すると、全高が1m30cm弱低くなります。
ルークス 全高:1780mm
サクラ 全高:1655mm
その分重心が低くなり、車体の安定した走行ができるでしょう。

シートの品質が良いため、座り心地も良く、長く座っても疲れにくくなっています。


日常的な買い物程度なら、スペースは十分確保できます。
エアコンスイッチ、シフト回りもすっきりして、見やすくなっています。

EVの外観や内装はガソリン車の「AT」車とほぼ同じです。
シフトノブの形は、「ノート オーラ e-POWER」と似ており、操作も慣れれば使いやすいです。
シフトを下に2回「コツ、コツ」とスライドすると「D」、同じように2回スライドすると「B」に入ります。
バックは、横のボタンを押しながら、上に2回スライドで「R」に入ります。
バック時も、モニターが付いてますので、安心です。


「e-Pedal」でエコな運転
シフトノブ横の「e-Pedal」ボタンを押すと、メーター画面上で「ON」に切り替わります。


「e-Pedal」を「ON」にすると、アクセルペダルを緩めるだけで、特有のモーターによるブレーキ「回生ブレーキ」が効いてくれます。
慣れが必要ですが、アクセルのオン、オフだけで速度調節ができ、極力ブレーキペダルの使用頻度を減らすことができます。
初心者の方は、感覚をつかむまで、数回乗る必要があるでしょう。
有効な場面としては、山岳路の下り坂です。
上手くできれば、ブレーキとアクセルのペダルを踏み変えることなく、カーブも一定速度で安定した走行ができます。
さらに、「回生ブレーキ」が効いている時に、モーターが発電機として機能し、バッテリーに充電されます。
電力消費量を減らし、航続距離を延ばすことができるのです。
また、ハンドル右下に「DRIVE MODE」のボタンを押すと、画面に表示されていますが、変更することができます。


タイムズカーシェアの車種紹介動画では、「ドライブモード」について、以下のように説明しています。
「STANDARD」標準的な走行
「SPORT」EVらしい力強い走行
「ECO」電費・航続距離を優先した走行
通常は「ECO」モードで良いかと思います。
山岳路の上り坂の場合、「SPORT」モードだと力強く登ってくれます。
尚、「回生ブレーキ」の効きの強さは、「ECO」<「SPORT」<「e-Pedal」になります。
走りについては、ガソリン車と比べて、とにかく発進が滑らかで軽いです。
加速も静かで速いので、速度の出しすぎにご注意ください。
駐車ステーションでの充電
駐車ステーションでは、EVは充電プラグが、差し込まれた状態になっています。

充電コネクターを外し方と収納を載せておきます。

①上側の黒い部分を押しながら、コネクターを抜きます。

②キャップとカバーを閉めます。

③ケーブルを充電器横のフックに巻いて収納します。

④コネクタ収納口はダイアル番号をセットすると、「OPEN」側に回り、コネクタを差し込むことができます。
ダイアル番号は予約完了メールに載っています。

⑤コネクタを差し込み、「CLOSE」側に回せば、OKです。
ダイアル番号は、適当にずらしておきます。
利用終了時は、次の利用者のために、上記手順の逆を行い、充電しておきます。
充電スポットでの充電
外出先での充電ですが、まず「充電スポット」を検索します。
Googleで「EV 充電スポット」と検索すれば、地図が表示されます。

日本国内の充電スポットは、25,905台になります。(2025年4月末)
店舗や公共施設の敷地内にあり、「充電スタンド」の場所が分かりにくいこともあるかと思います。
充電予定のスポットの情報は、事前によく確認しておきましょう。