「超有名な作品以外で、面白いアクション映画ある?」

 動画配信サービスのランキングを見れば、誰もが知っている有名作品はすぐ見つかるでしょう。
 
「ミッション・インポッシブル」
「ワイルドスピード」
 などなど……


 有名作品を一通り見終わった後、次に見るべき面白い作品は、ある程度検索したり関連作品を探ったりしないと出てこないかもしれません。
 検索の仕方によっては、良作を見逃していることもあり得ます。
 
 私は今40代ですが、小さい頃から「アクションもの」が好きでした。
 「仮面ライダー」、「ウルトラマン」、「ドラゴンボール」、「ジャッキー・チェン」、「ワールドプロレスリング」…..

 好きな理由は、「痛快感」、「爽快感」、「緊迫感」「カッコよさ」を感じられるところです。
 また、缶チューハイを飲みながら、あまり深く考えずに観ることができるところです。
 
 プロフィールにも書いていますが、よく見るのは「アクション映画」です。
 多少目が肥えてしまって、途中で見るのをやめてしまうこともしばしばです。
 「今の格闘シーン、なんかリアリティがないなぁ….」 
 
 以下では、メガヒット超有名ではないけれど、アクション好きの私が最後まで見ることができた面白い映画を、ご紹介します。

 尚、観る楽しみが減ってしまうので、あまり「ストーリー」には触れず、 見どころをお伝えします。
 また、私は主に動画配信サービス「U-NEXT」や「amazon プライム」で観ていました。
動画配信サービスに入られている方は、直接検索ができます。

『SPL/狼たちの処刑台』
2017年 香港

 舞台はタイで、香港から来た刑事のサスペンス・アクションです。
 アクション指導は、「ジャッキー」の映画にも度々出ていた「サモ・ハン・キンポー」、監督は
「イップマン」シリーズの「ウィルソン・イップ」なので、メインアクションは、「カンフー」となります。

 「イップマン」シリーズは、「ブルースリー」の師匠、「イップマン」の生涯を描いた作品です。
  
 香港のアクションでおなじみの、路上での出店、屋台や屋上の洗濯物など生活感のある場所で、「グチャグチャ」に周りを巻き込みながら、格闘や逃走が繰り広げられます。
 タイのアクション俳優、「トニージャー」が刑事役で超絶アクションを見せています。
 
 また、主演で香港のベテラン俳優、「ルイス・クー」と「ウ・ユエ」も刑事役で狭い所や、飛び道具がたくさん置いてある場所での格闘を見せています。

『サスペクト 哀しき容疑者』
2013年 韓国

 舞台はソウルで、北朝鮮元エリート工作員(主演コンユ)によるサスペンス・アクションです。
 映画を観ていて「あの映画っぽいな」と思ったのですが、マット・デイモンの「ジェイソン・ボーン」シリーズです。
 ストーリーは違いますが、工作員の設定で、狭い所での格闘、狙撃手や、銃を突き付けられた時の回避、街中での監視カメラからの逃走、ボロボロになりながらのカーアクションなど似ていると感じます。

 個人的に好きなのが、「パク・ヒスン」演じる「ミン・セフン大佐」のキャラです。
 因縁の上司とのやり取りの場面での、ふてぶてしい感じ、少々暴走気味の「体育会系カッコよさ」は見ていて痛快です。
 しかし、ストーリー終盤で見せる「男気」は、泣かせます。

『ブレイキングニュース』
2004年 香港

 たまたま他の映画の関連作品を探っていたら、見つけた「掘り出し」映画です。 

 アクションとしては、主に刑事と犯罪グループとの銃撃戦、爆弾を使った攻防、特殊班のガンアクションになります。
 20年前の作品になりますが、まず魅かれるのが、当時の香港のレトロな「市街地」感です。
 ビルの突き出した看板、無造作な電線、無機質で年季の入ったマンション、雑居ビル…
  
 「九龍城」ほどではないですが、近いイメージです。
 
 緊迫感がありながらも、犯人グループの、銃を撃ちながら悠然と逃げていくシーンなど、「鬼才」と言われる「ジョニー・トー」監督の演出も見どころです。

 キャラとしては、「ニック・チョン」演じる特捜班警部補が、ライフルを構えながら、とにかく先陣切って現場に突っ込む少々暴走気味なのが良い感じです。 
 「ケリー・チャン」演じるエリート警視からの指示の電話も、途中で切ってしまうような暴走っぷりです。
 とにかく、最後の最後までしぶとく犯人を追いかける姿は、ちょっと笑ってしまうほどでした。
 
 ちなみに、「ケリー・チャン」は20年以上前に「竹野内豊」主演の日本の映画にも出演していました。
 私と同年代の方は、懐かしさを覚えるでしょう。

『ポイントブランク 標的にされた男』
2014年 韓国

 舞台は韓国で、元傭兵が主人公のサスペンス・アクションです。
 軍人ならではの格闘術、ガンアクションやギリギリの回避術、カーアクション、爆破などアクションは本格的です。
 また、犯罪グループのアジトに乗り込み、1対多数の格闘も「痛快」です。
 
 「リュ・スンリョン」演じる主人公の、タバコをくわえながら自分の銃創をケアする、「ハードボイルド」感も良い感じです。
 キャラとしては、「ユ・ジュンサン」演じる広域捜査班班長がとにかく憎たらしいけど、面白いです。
 ストーリーに触れてしまうので、詳しく書きませんが、最後まで「上手いうっとうしさ」を見せてくれています。

 作品はエンドロールの最後の最後まで観てください。
 思わず鼻で笑ってしまう、「皮肉」なワンシーンが出てきます。

『フレンチラン』
2015年 フランス

 舞台はパリの、サスペンス・アクションです。
存在感がありすぎるCIA職員を演じる「イドリス・エルバ」が、格闘術、特殊班との銃撃戦、ギリギリの銃撃回避、屋根の上の逃走劇を見せています。
 また、CIAの「アウトロー」と紹介されている通り、自分の「嗅覚」で突き進むあたりが小気味よいです。

 「革命記念日」前夜のデモが町中に繰り広げられている状況が、緊迫感を増しています。
 スリ師役の「リチャード・マッデン」が、スマートなスリテクニックや、バディとして洒落たやりとりを見せていて、「フランス映画っぽさ」を感じられるでしょう。
 
 上記に挙げた作品を観て感じたのは、作中のアクションが「緊迫感」のあるリアルなものであれば、ストーリーもしっかりと作りこまれていて、結果的に最後まで観られる映画になっている、ということです。

 「鬱屈感」を解消するのに、アクション映画はおすすめです。
 配信については各社変動的ですが、まずは、「U-NEXT」や「amazonプライム」で検索してみてください。

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